ブラックとホワイトの見分け方
ブラック企業とはどんな会社
転職先の会社がブラック企業だったらどうしようと思う人が多いと思います。最近良く言われるブラック企業とはどんな企業なのでしょうか。厚生労働省では「労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、賃金不払残業やパワーハラスメント(パワハラ)が横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う」とホームページに記載しています。また、大企業はすべてホワイト企業で、中小企業にブラック企業が多いと思い込んでいませんか?一部上場している大企業でもブラック企業は多数存在しています。では、ブラック企業を見極めるのにはどのような事に注意すれば良いのでしょう。
ブラック企業の特徴
ブラック企業の特徴を五つにまとめる事ができます。
まず一つ目は、人の入れ替わりが激しい会社です。ブラック企業の特徴として、入社しても過酷な労働に堪えきれず、すぐに辞めていくため社員の入れ替わりが激しくなります。
二つ目は、深夜でも窓に明かりがついている会社です。ブラック企業はギリギリの人数で仕事をしている事が多いため、社員一人の仕事量も多く必然的に残業して対応します。もちろん残業代はありません。深夜まで窓の明かりがあるのはサービス残業の象徴と思ってください。
三つ目は、パワハラやモラハラが日常的に行われている会社です。ブラック企業では、長時間労働で心が折れた人や仕事ができない人を自主退社に追い込むため、非情ないじめやパワハラ、モラハラなどがある場合があります。
四つ目は、無茶なノルマを設定し、社員を鼓舞するスローガンを掲げている会社です。このような会社は、足りない人員の分を精神論でカバーしようとしているのです。
五つ目は、外部に「自社はアットホームで社員同士仲の良い会社です」とアピールしている会社です。ブラック企業は外面を気にする会社が多いため、アットホームな職場を強調します。
求人広告でブラック企業を見極める
ブラック企業の特徴を知っていても、転職活動中に求人先の職場を見る事はできません。そんな時は、求人票からブラック企業を見極める方法があります。まずは、求人情報の年収部分を見て、年収300万〜700万円と年収のモデルケースが広く「頑張ればそれ以上も稼げます」などの言葉があるとブラック企業の可能性があります。次は「学歴不問」「年齢不問」「業務経験不問」「未経験者歓迎」の文字があり、応募のハードルが低いのも離職率が高い可能性があるのでブラック企業の場合が多いです。最後は、求人広告のフレーズに、「○○創造・成果主義・実力主義」などの言葉でやりがいを全面に主張するのは待遇が良くない会社の傾向で、ブラック企業の可能性があります。
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転職活動において、応募書類の作成や面接に不安がある方は「キャリアの棚卸し」を行いましょう。自分の職務経験やスキル、やってみたいことなどを俯瞰することで、魅力的な自己アピールに繋げられますよ。また、応募する企業が理想のキャリアに即しているかも図りやすくなるでしょう。
一部上場の大手はホワイト企業で中小企業にブラック企業が多いと思い込んでいませんか?大手の企業でもブラック企業は存在します。ブラック企業の特徴を知り、ブラック企業とホワイト企業を見極めて転職してください。