キャリアの棚卸しで応募書類や面接の準備をスムーズに！

キャリアの棚卸しとは

キャリアの棚卸しとは、これまで自分が何をやってきたのかを振り返り、その職務内容や実績、得たスキルなどを整理することです。これらを書き出すことで、自分の強みや弱み、得手不得手なことなどが客観的に認識できるようになります。それをもとに、転職活動において会社選びや自己アピールに役立てることが、キャリアの棚卸しを行う目的です。
また、どんな姿勢でその職務に携わってきたのかということも振り返ってみると、自身の仕事に対する意識の持ち方や意欲、やりたいことなども浮かび上がってくるでしょう。

キャリアの棚卸しのメリット

キャリアの棚卸しを行うメリットとして、主に以下の事柄が挙げられます。

・自分に合う職場が見つけやすくなる
一般的な求人情報には、企業が応募者に求めるスキルや経験が記されています。キャリアの棚卸しを行っていると、企業の要求に対して、自分が適してしているか否かが判断しやすくなるでしょう。また、企業理念を尊重できるかという、マインド面での適性も図ることができます。

・応募書類や面接の準備がスムーズにできる
企業に応募する際、履歴書とともに職務経歴書の提出を求められることが多々あります。職務経歴書とは、これまで在籍していた企業で、どんな業務を行ってきたかということを記すものです。その作成にあたり、事前にキャリアの棚卸しをやっておくと、応募企業にマッチする職務経験、自己PR、志望動機などが書きやすくなります。ひいては、応募企業側にとって魅力的な職務経歴書に仕上げられるでしょう。

・自分のキャリアについて考える機会となる
応募したい企業が求める経験やスキルと、今の自分のスペックに隔たりがあった場合、自分に何が必要なのかを考えるきっかけになるでしょう。キャリアの棚卸しによって自分を俯瞰することで、築きたいキャリアに対して何が不足しているのかが具体的に分かるようになります。今後、身につけるべきスキルやマインドを認識できると、自ずと歩む道筋が見えてくるかもしれません。キャリアプランが明確になる、キャリアの幅が広がる、といったメリットが期待できます。

キャリアの棚卸しのやり方

キャリアの棚卸しのやり方について決まりはありませんが、 一般的に以下のような手順で行われています。

1．1日の仕事を目的、取り組み方、実績に分けて書き出す
2．1の作業をもとに、キャリアシートを作成する
3．今後のキャリアの方向性を考える
4．応募企業との適性を考える

一人でキャリアの棚卸しをするのは難しそうという方は、 転職エージェントに相談するという方法もあります。キャリアアドバイザーがヒアリングを通じて、相談者のキャリアを整理してくれるうえ、プロならではのアドバイスももらえます。ぜひ、参考にしてみてください。